赤い羽根共同募金は、戦後間もない昭和22年(1947年)に、市民が主体の民間運動として始まり、以来、みなさまのあたたかいご支援ご協力をいただき発展してまいりました。心から深く感謝申し上げます。
さて、昨年実施いたしました第74回共同募金運動には、コロナ禍にもかかわらず大阪府民のみなさまから5億7千万円を超える多額のご寄付をいただきました。ここに厚く御礼申し上げるとともに共同募金とその助成の詳細についてご報告いたします。
また、昨年令和2年7月豪雨災害などには、多くの義援金をお寄せいただきありがとうございます。 高齢社会や人口減少社会が進行する今日、地域では子ども・障がい者・高齢者など誰もが安心していきいきと生活できる住み良い町づくり、ささえあう共生社会の実現が求められています。こうした状況の中、共同募金は、地域福祉を財源面から支える大切な役割を果たしています。
本年も、新型コロナウイルスの感染拡大が続き人と人が距離をとりつながることが難しい状況でありますが、このような時こそ、「つながりをたやさない社会づくり」が大切であり、共同募金の役割が求められています。大阪府共同募金会としても、この間「赤い羽根新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン」〜支える人を支えよう〜を緊急に実施し支援してまいりました。10月からは、みなさまのご支援とご参加を得て今年度は75年を迎える共同募金運動を展開し、地域の社会的福祉課題を解決するための事業などに役立てていきたいと思います。
さらに、共同募金の中から積立てております災害等準備金を、被災地における災害ボランティアセンターの運営支援に拠出するなど、災害時には、広域での支援に取組んでおり、引続き復興支援に努めてまいります。
住民一人ひとり、また、企業市民として会社、商店、あるいは社員・従業員のみなさま、学生・生徒のみなさま、さらには、さまざまな団体・グループのご協力が今こそ必要です。今年も、感染防止に留意しながら取り組んでまいりますので、多くのみなさまの共同募金運動へのご参加を心からお願い申し上げます。
令和3年10月1日
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社会福祉法人 大阪府共同募金会 |
会 長 多 田 龍 弘 |
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